ハモ先生～ポケカラ（pokekara）の歌ってみたをYouTubeにアップしたらウケると思わない？
そりゃ面白いけど、ちゃんとルール見た？
ハモ先生、そんなの見てる人いないよ～
なら教えてあげるよ！いいかい？・・・
ということで、今回のお話は最近話題のポケカラ(pokekara)と、誰もが知ってるYouTubeのお話です。
■ポケカラ(pokekara)のアプリ上で歌ってみたをするのはO.K.
■ポケカラ(pokekara)のアプリのURLを貼ったり、Twitterに埋め込むのもO.K.
そんなお話をしたのは以下の記事でしたね。
今回は、いよいよ本丸のYouTubeです。
YouTubeに「ポケカラ」の動画を投稿できるかどうか
ポケカラ（pokekara）アプリは素晴らしいのですが、アプリを使っていない人たちに歌ってみたを聴いてもらうためには、YouTubeに動画を投稿したいのです。
YouTubeに投稿して交流の幅が広げたいですね！
結論
そう思ってJASRACやポケカラ（pokekara）のユーザー規約を確認したのですが、残念ながら、ポケカラ(pokekara)の歌ってみたをYouTubeに投稿するのはNGでした。
いい加減な情報を載せるわけにはいかないので、一つ一つ以下に説明していきますね。といっても、ユーザー規約とJASRACへの問い合わせだけで済んでいますので、そんなに長くはなりません！
ポケカラ(pokekara)のユーザー規約について
著作権法に立ち戻りあれやこれや考えるよりも、まずはポケカラのユーザー規約を確認するのが検討の第一歩です。
ユーザー規約には、ユーザーがやっていいこと／ダメなことが記載されているはずです。
ポケカラ(pokekara)でできること
まず、以下の図を見てください。
JASRACのサイトに書いてあるフロー図が右側、点線で区切った左側が僕が追加した解説です。
JASRACの説明を具体例な動画投稿（共有）サイトの説明に落とし込むため、フロー図を引用しました。
引用元のURL： https://www.jasrac.or.jp/info/network/pickup/movie.html
出展元：JASRACホームページ,「 動画投稿（共有）サイトでの音楽利用 」
左側半分の解説は、ポケカラ(pokekara)の「ユーザー規約」で説明されていた部分の要約です。抜粋箇所は「ユーザー規約」のうち、Pokekaraガイドラインの８条２項の前半部分です。
８条２項には「本サービスの通常の利用態様を超えた使い方をするな」とありました。
裏を返せば「通常の利用態様」として提供されている「アカウント連携」を使ったシェアまでは、ポケカラ(pokekara)側で権利処理されているということで良いと思います。
ポケカラ(pokekara)でできないこと
その一方、ポケカラ(pokekara)アプリでやってはいけないことも、Pokekaraガイドラインの８条２項に書いてあります。該当箇所を引用しますので、その中の「第三者サービスに投稿する行為も～禁止行為の対象」の部分をご覧ください。
第８条（知的財産権等）
２．ユーザーは、本サービスにおいて提供されるコンテンツについて、本サービスが予定している利用態様を超えて利用（複製、送信、転載、改変、その他の行為を含むがこれに限らない）しないものとします。
本サービスにおいて提供される音声、音楽等のコンテンツについて、本サービスの通常の利用態様を超えた利用、転貸、編集、加工、ミックス、マスタリングその他第三者サービスに投稿する行為も左記禁止行為の対象になります。
「ユーザー規約」のうち、Pokekaraガイドラインより
JASRACにも確認した
念のためJASRACにも確認しました。電話窓口で確認がとれたことを以下に示します。
【電話口でのお話】
①「YouTube」に「ポケカラ(pokekara)」で録音した動画を投稿する場合、YouTubeとJASRACとの間では「作詞・作曲」に関する交通整理はできています。
②あとは原盤の権利をどう取り扱うのかが問題です。
③「ポケカラ(pokekara)」で提供している楽曲の原盤の権利について、何をどこまでやっていいとされているのかが問題なので、「ポケカラ(pokekara)」のルール上、YouTube等の外部動画共有サイトに投稿して良いとまで書いてあるかを確認してください。
なるほど。JASRACらしい回答です。
原盤の権利（≒カラオケ音源についての権利）が誰にあるのかはよくわかりませんし、どんな契約になっているのかもわかりません。ですから、ユーザー規約を確認してYouTubeに投稿するのはNGと書いてあれば、ダメ、ということですね。
まとめ
Pokekaraガイドラインの８条２項から、以下の２点が確認できました。
■TwitterやLINEやFacebookやGmailとの連動はO.K.
■「第三者サービスに投稿する行為」にあたる「YouTube」への投稿はNG
ポケカラ（Pokekara）は楽しいですしお手軽ですからYouTubeにアップしてしまいそうですが、そのような使い方はNGということでした。
これを守らない人が増えれば、ポケカラのビジネスモデルが成立せずにサービス自体がストップしてしまうかもしれません。ですから、ルールを守って楽しんでいきたいと思います。
参考：自己紹介はこちら
コメント