GPU搭載のノートPCを買うんだ!
お~!いいじゃない。
これでどこでもオンラインゲームできる!
いや、もっと使い道あるでしょうに・・・
GPUって何?
wikipediaの説明では↓のようになってます。
Graphics Processing Unit(グラフィックス プロセッシング ユニット、略してGPU)は、コンピュータゲームに代表されるリアルタイム画像処理に特化した演算装置あるいはプロセッサである。グラフィックコントローラなどと呼ばれる、コンピュータが画面に表示する映像を描画するための処理を行うICから発展した。特にリアルタイム3DCGなどに必要な、定形かつ大量の演算を並列にパイプライン処理するグラフィックスパイプライン性能を重視している。現在の高機能GPUは高速のビデオメモリ(VRAM)と接続され、頂点処理およびピクセル処理などの座標変換やグラフィックス陰影計算(シェーディング)に特化したプログラム可能な演算器(プログラマブルシェーダーユニット)を多数搭載している。
Wikipedia:https://ja.wikipedia.org/wiki/Graphics_Processing_Unit
重要なキーワードだけ抜粋すると
・リアルタイム3DCGのゲームをやるのに必要
・その理由は、リアルタイム画像処理が得意だから
という感じでしょうか?
とすると生徒君の言っていることも嘘ではありませんが、もっといろんな用途に使えるのでは?と思います。
GPUがないとできないこと・しんどいこと
ハモおじさんはこれでも好奇心がある方ですし、今はやりのDX人材なる良く分からないものを目指して、ノートPCでできることに色々と挑戦してきました。
でも、やりたいことがノートPCの性能のせいでうまくできないというのも多かったんです。
「あれ?CPUはintel のi7で最新世代のを使っているのに、なんでスペック足りてないの???」
なんてことも多かったです。
GPUが無いからできないこと多かったよ。
ビジネス用途だとGPUなんて意識しないからねぇ。
これまでの経験から、やりたいけれどGPUが無いせいでできなかったこと・できるけどすぐにフリーズして諦めたことをマインドマップ形式にまとめてみました(作成時間2分)
ということで、これらをもう少しだけ掘り下げてみます。
あ、ただし、「仕事がはかどる!」というのだけは建前です。
動画編集がサクサクできる
動画編集ではGPUの力がものを言います。
いや、もちろん動画編集ソフトは動くのですが、慎重に・祈りながら進めないとフリーズするんです。
映像と音声を結合させるだけでもマシンがヒィヒィいっているのに、そこに字幕テロップを入れたり効果音が映像効果でこだわろうものなら、即時フリーズです。
しかも、レンダリング(映像や音声を結合させて動画ファイルにまとめ上げる作業)をするにしても、30分の動画で「残り10時間(予測)」とか出ますからね…
いやぁ、残り10時間とか「あほか!」って思いますよ。。。
「どうかフリーズしませんように・・・」と祈りながらPCを一晩寝かせて、朝になって確認して、微調整をするためにもう一度レンダリングをする・・・
なんてことをするほど暇でもないので、雑な動画コンテンツしかできないわけです。
PDCAやろうとしても、途中でギブアップです。。。(;´Д`)
だからYoutubeの動画をアップさせようとしても、なかなか手が出ないというヤキモキした状況です。
GPU無しだと動画コンテンツ作りづらいよ。。。
たしかにやりづらいね。
その点、GPUがあると、レンダリングしなくても、「完成型がどんな感じか、リアルタイムにチェック」できるわけです。
リアルタイムにチェックできれば、微調整だって簡単です。
写真の加工もサクサク
これも動画の加工と同じです。
例えば商材用の写真に、誰かの顔が映り込んでしまった場合、その人自体を消すかボカシを入れる必要があります(肖像権というやつ)。
他にも、いまいち天気が良くない日の写真を、青空に変えてしまうことがあります。
緊張で笑っていないモデルさんを、写真加工の力で笑わせてあげたり(おいおい(;´Д`)・・・)もできるわけです。
しかし、そんな処理をしようとすると、裏でAIさんが動いているため(なのかは実際には分かりませんが)、CPUの処理能力を超えてしまいます。
つまりフリーズします。データも飛んだりします。
GPUがあれば、サクサクヌルヌル加工できます。
3Dモデリングもサクサク!
工学系の学生さんは3Dモデルを作るアプリを使用することが多いはずです。
僕も息子と一緒に夏休みの自由研究で3Dモデルを作り、3Dプリンタを借りてエッチラオッチラ樹脂成型をしていました。
ただ、あまり複雑なものは作れませんでした。
理由はいくつかありますが、細かい加工を施そうとすると、アプリがカクカクし始め、やがてフリーズします。
ですので、「装飾の全くないツボやグラスしか作れない」のがもどかしかったです。
もう少し凝ったものを作りたいなぁ、と思っても、GPUの無い世界では限界があるようでした。
子どもの忍耐は鍛えられたんじゃない?
学ばせたいのは忍耐じゃないんだけど・・・
来年リベンジだね!
ヌルヌル動くVtuber(3D)を試したい
アラフォーのおっさんが何を言っているんだ?と思われるかもしれませんが、昭和・平成・令和の仮面ライダーを生で見続けた身としては、変身願望があります(うそ)。
アバターを自由に動かしてみたいという興味から、「ヴァーチャルモーションキャプチャー」という機能を使って自分の動きに忠実なVtuberを演じてみたかったのですが、GPUの無いPCでは、そもそもアプリがサポートされていないという残念な結果に終わりました。
諦めきれず、秋葉原のTSUKUMOに足を運びアドバイスを乞いましたが、
「外付けのGPUもつけられませんし、もうPC買い直すしかないっすね~」
とぶった切られ、諦めざるを得ませんでした。
「仮面ライダー」みたいに変身してみたいんだよ。
なんか嫌なことあったの?・・・
ディープラーニングさせたい!
ちょうど1年前ごろからPythonというプログラムを学んでいる(今は少しサボり中)のですが、そのきっかけとして、「ビックデータをAIに学ばせて、色々予測させてみたい」という好奇心がありました。
それで、準備をはじめ、機械学習の本を見ながらソースコードを叩き、ライブラリを導入し、「いざ、学習スタート!」というところで
あれ?なんか3日たっても終わらんぞ?
あれ?1週間たっても終わらんぞ?
あれ?お盆休みが終わったぞ?仕事しなければならんぞ?
というのは少し盛りましたが、3日たっても「学習終わらない問題」が発生しました。予定では5時間くらいで終わるはずなのですが、全然終わりません。
これもGPUがあれば解決するようです※。単純な演算処理を高速に行うのが、GPUの強みなのですから。
(※:知り合いが「GPU無しでできるわけないでしょ?」と言っていました。理屈の詳細はよく分かりませんので割愛しますが、挑む前に負けていたようです。アハハ(;’∀’)。)
ディープラーニングもGPU無だと無理だね。
SteamでPS5のソフトが動かせる!
生徒君が言っているように、3Dモデルをヌルヌル動かすPS5のゲームソフトも、パソコンで遊べます。
Steamというゲーム用のプラットフォームでPS5のソフトを遊べるようになりましたが、これもGPUがなければ動かないものばかりです。
僕はテイルズシリーズが昔から好きなのですが、2021年9月発売の最新作「テイルズオブアライズ」を楽しむためにもGPUが必要で、結局動画配信を見るだけになってしまいました。
・・いや、キレーだなぁと思っていますが、好き勝手動かしてみたいなぁという悲しみから解放されません(;´Д`)
高度な娯楽を楽しむために、GPUは必須なのですよね。
他にも、SteamでVR対応ゲームを遊ぼうとすると、そもそも起動しない問題があり、GPUは娯楽の幅に大きく関わることを実感します。
GPUがあればマイニングだってできる!
マイニング(暗号資産≒仮想通貨の取引に必要なブロックチェーンの処理には演算が必要で、その演算の報酬を対価として得る)の理屈はここでは細かく触れませんが、GPUがあれば、不労所得が得られる可能性があります。
今の仮想通貨の相場であれば、膨大な電気代を差っ引いても利益がでるかもしれません(やってないので憶測)し、そもそもこういうことに首を突っ込むこと自体が新たな学びにつながると思うと、ワクワクします。
それに僕だって24時間仕事しているわけではないのですから、その間にGPUにたくさん演算してもらいましょう。
目指せ!FIRE!
暗号資産の税務もだいぶシンプルになったから、チャレンジしやすいね。
(ヘソクリためたいのかな?どうせ電気代でバレるけど)
まとめ
ということで、GPUが無いのでこれまでチャレンジできなかったこと、GPUがあれば挑戦できることについて語ってみました。
費用対効果とか学びのコスパとか、そういうのは一旦置いておき、やれることの幅が広がること間違いなしです。
挑戦する父親の姿を子供たちに見せるのは、個人的にとても良いことだと思っています。子供たちも失敗を恐れずに挑戦しやすくなるようですよ^~^
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