【必見】サラリーマンがキャリアアップのために武器を2つ以上持つべき理由

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【必見】サラリーマンがキャリアアップのために武器を2つ以上持つべき理由

この記事は、20代~30代のサラリーマン向けに書いており、キャリアアップをするためにはどのような戦略を立てれば良いのかを解説します。

結論:キャリアアップはスキルの掛け算

僕が感じていることをまとめますと、

  • スキル一つを極めるよりも、複数のスキルを持とう。
  • 英語×実務能力×国家資格で価値ある人材を目指す。
  • 価値ある人材になると転職で収入アップできる。

となります。以下で詳しく説明します。

一つのスキルを極めるのは時間がかかる

一般的には、誰でも正しい努力をすれば、一定レベルのスキルを修得が可能です。

英語もそうです。僕がTOEIC800は誰でも取得できると言っているのも、TOEIC800が一定レベルのスキルだからです。

しかし、 一定レベルを超えてトップを目指すためには、果てしない努力と才能という壁があります。

分かりやすい例として、走力で説明します。100mを12秒で走れる人はいますが、9秒台になると50億人の中の数十人です。努力だけでは超えられない才能の壁があります。

英語の場合、母国語として馴染んだネイティブスピーカーと比べると、TOEIC800の実力は、発音もボキャブラリーも英文を読むスピードも不足しています。

これは、ビジネスの世界でも同じ。事実として考えなければなりません。

ハイレベルになるほど成長には時間がかかる

もう一つ、ハイレベルになるほど次のレベルに到達するには時間がかかることを理解しておかなければなりません。

例えば、貴方が家庭教師をやっていて、数学10点だった子に勉強を教えたら、平均点の60点まで上げられそうですか?

基礎をしっかり教え込み、反復練習。この繰り返しをやることで、基本的な問題は解けるようになるでしょう。

では、その60点の子を90点まで上げるというのはどうですか?

10点を60点に上げるのと60点を90点に上げるのは、求めるレベルが違います。

基本を押さえつつ、難しい問題を取りこぼさないようにハイレベルの学習が必要になります。そして、その結果、10点から60点に上げる労力と時間とに比較して30点を上げるのに、数倍かかるでしょう。

「そんなこと当たり前だ!」と思う方も多いでしょう。しかし、これが自分自身のキャリアになると気づけないということを覚えていてください。

TOEICスコアはどのくらい必要か?

僕は採用側の面接官としてTOEIC800を英語ができるかどうかの基準としています。 一般的な企業では、スコア800を超えていれば「この人は英語ができるんだね」という評価を受けるでしょう

一方800を基準を超えると、850点だろうが900点だろうが、日本企業ではあまり評価に影響しません。ただし、次に挙げるメリットはあります。

TOEIC900超えを狙うことのメリット

TOEICスコアが900を超えるようになると、ビジネスで英語スキル必須というお仕事を任されやすいというメリットはあります

TOEIC900超えの点数が活きてくるのは、

■入社後、海外事業部に配属して欲しい

■海外転勤要員であることをアピールしたい

このような場合です。

TOEIC900を超える方が入社する場合、人事部は「海外事業部でも働けるな」、あるいは「海外転勤要員として候補に挙げておこう」と考えます。

サラリーマンの武器は2つ以上持つべき。掛け算で効く。

では、我々サラリーマンや、サラリーマンになる皆さんは、どのように自分の価値を上げれば良いのでしょうか?

誰がやっても効果がある方法として、英語と同じくらい評価される、武器をもう一つ持つことが有効です。

僕はこれを「掛け算戦略」と呼んでいます。スキルの掛け算で人材としての価値を上げようという意味です。

藤原和博氏のコラムにも出ていますが、平たくいうと、

■それなりの専門性の領域までスキルを伸ばし

■このスキルを複数持つと、個人の希少性、という価値が生まれる

という趣旨のお話です。

僕の主張も大体同じです。が、もう少し具体的にやることを提案しています。

つまり、

■一つ目のスキルとしてTOEICスコアを持ちましょう。ビジネス経験がなくてもトレーニングで何とかなる素晴らしいツールです。

■二つ目は、就職後の職場で身につけましょう。OJTというものです。

■三つ目は、オフの時間を使って国家資格に挑みましょう。Off-JTというやつです。これは、就職前の大学生でも、就職後の社会人(サラリーマン)でも変わりません。

二つ目と三つ目は「実務経験」と「実務経験をサポートする国家資格」というように読み替えても大丈夫です。

皆さんの職場が経理部門であれば、目指すべきは「税理士」や「公認会計士」となります。皆さんの職場が法務部門であれば、「司法試験」ということになります。僕のように理系の大学院を卒業している場合は、同じ法務部門でも知的財産部門に配属されます。この場合は「弁理士」を目指すことが正解です。

国家資格には学生時代からチャレンジすべき

皆さんご存知のとおり、サラリーマンになってから「税理士」「公認会計士」「弁護士(司法試験)」「弁理士」を目指すのは、学生のうちに取り組むべきでしょう。

公認会計士試験専門校CPAの説明を参考にしますと

弁護士は6,000時間、公認会計士や弁理士は3,000時間、税理士は2,500時間合格までに必要だとあります。

僕はサラリーマンになってゼロから弁理士試験対策をしましたが、その当時のことを思い出すと、まさに地獄の一丁目でした。寝る時間と仕事時間以外、ご飯を食べている間も勉強していました。社会人になって国家資格に挑戦するのは大変です。

「そんな苦労をするくらいなら、大学生のうちに国家資格とっておこう」という方々が増えるのが嬉しいです。

なお、せっかくアップしたTOEICのスコアが下がるのでは?と心配になる方もおられますが、TOEICスコアはすぐに取り戻せます。

詳細は以下の記事に書きましたので、ご覧ください。

国家資格が転職に有効だった事例

僕自身の転職活動にどんな影響があったのか紹介します。

就職の際に知的財産部門に配属されたタイミングで弁理士試験の勉強を開始し、5年かけて合格しました。

新卒で就職してから弁理士試験の合格までに1度転職しています。そして合格後に転職しています。一言で申しますと、国家資格を取得するまでに費やした3000時間は収入アップという形で報われました。

合格前の転職時は年収500万円程度

弁理士試験に合格前は、実務経験(2年程度)も乏しいため、第二新卒の扱いでした。理系大学院出身×TOEIC940を評価いただいての採用でしたが、より良い条件の企業からは面接のチャンスもいただけませんでした。

転職エージェントから後日聞いた不採用の理由は、英語もできるし理系大学院出身というのも評価できるが、肝心の弁理士試験の一次試験も受かっていないから、知識レベルが分からないというものでした。実務経験の乏しい第二新卒の場合、国家資格への取組が最も重要な判断材料の一つであることを実感しました。

合格後の転職時は年収が2倍にアップ

弁理士試験に合格後の転職活動では、実務経験(5年程度)になっており、中途人材として扱われました。

理系大学院出身×TOEIC940×国家資格保持者(弁理士)×実務経験の総合的な評価いただいたことから、前回の転職で落とされた企業にも面接のチャンスをいただきました。実務経験が同等のライバルの中で 国家資格保持者という点で知識を信用できるというのが差別化になったのは明らかです。

まとめ

単一のスキルだけでは人材としての価値を上げるのは難しいため、僕はスキルの掛け算が有効だなと思います。

このサイトの記事を皆さんに読んでいただきながら、積み重ねる努力の方向を戦略的に考えていただければ幸いです。

参考:自己紹介はこちら

参考:TOEICの勉強法はこちら

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