小規模事業者持続化補助金の落とし穴を伝えていなかったね。
どんなこと?知りたい!
ということで、小規模事業者持続化補助金(通称「持続化補助金」)の落とし穴について、お話をしましょう。この記事は、中小企業や個人事業主の社長さんに、是非ご覧いただきたいです。
どれだけお得な補助金かを把握するためには、新型コロナウィルス感染症の影響で持続化補助金が熱い!という記事をご覧ください。
今回お伝えするのは、よし、やろう!という気になっても、申請に間に合わないという事態になることもあるので、何に気を付けなければならないのか、ということです。
【2020年5月30日追記】
『持続化補助金台風19号型』に続き、『小規模事業者持続化補助金「コロナ特別対応型」』にも採択されました!!!
この記事で分かること
- 提出する書類をチェックしよう
- 支援機関に依頼して用意する書類があるのに注意!
- いつまでに依頼すればいいのか?
- 迷う暇なし!申請の準備を!
提出する書類をチェックしよう
持続化補助金の申請に必要な書類というのは、実はそれほど多くありません。
令和元年度補正予算 小規模事業者持続化補助金<一般型>【公募要領】によれば、単独で応募する場合については、大まかに5点です。
✅令和元年度補正予算 小規模事業者持続化補助金事業<一般型>に係る申請書
✅経営計画書兼補助事業計画書①
✅補助事業計画書②【経費明細表・資金調達方法】
✅事業支援計画書
✅法人なら貸借対照表および損益計算書(直近1期分)or個人事業主なら、直近の確定申告書 など
このうちの貸借対照表や損益計算書は税務署に提出した際の写しがあれば良いので、実際には、4点をそろえることになります。
どうですか?申請書は紙1枚、補助事業計画書①もA4で5ページ程度を記載すれば良く、補助事業計画書②に至っては、見積書に沿って数字を埋めていくだけです。
もちろん公募要領を読み込んで、補助金の趣旨に合わない経費を計上しないようにするのは必要ですから、いい加減な内容で申請してはいけません。それでも、ボリュームとしてはそれほど多くありません。
書いてみると、そんなにハードルは高くないんだよ。
経理の知識もそんなに詳しくなくてもいけそうだね!
支援機関に依頼して用意する書類があるのに注意!
ただ、気を付けなければならないことがあります。
それは、「事業支援計画書」については、地域の商工会か、商工会議所に依頼して、書類を作成していただく必要があるということです。
言い換えれば、商工会や商工会議所に、「申請書」「補助事業計画書①」「補助事業計画書②」の3点を持ち込み、「こういう事業計画で申請をする予定なので、事業支援計画書を作成してくれませんか?」と、事前に相談しなければなりません。
つまり、申請期限ぎりぎりになって、徹夜で書類を仕上げようとしても、申請ができないんですね。
といっても、悪いことばかりではありません。
申請書類を何年も読んできた経営指導員が商工会や商工会議所に在籍していますから、その方々から重要なアドバイスが受けられます。
自分が書いた申請書を、別の方の視点で見るとどうなるのか、アドバイスを受けて、内容を調整できる、良い機会になります。
事前に支援機関とコンタクトするっていうのがポイントなんだね。
経営指導員が申請書のダメなところを教えてくれるから、頼りになるよ。
いつまでに依頼すればいいのか?
これは僕の経験則ですが、申請期限から逆算して、1週間前がギリギリのラインです。
「メールで書類一式と履歴事項全部証明書を送ってください。」とサラッと終わることもあれば、「印刷して、事務所までお持ちください。面談が必須です。」と古き良き面談スタイルとなる場合もあります。
ローカルルール万歳ということですね。
特にコロナウィルス感染症の非常事態が解除されていない地域で活動する事業者の場合は、面談が非常にネックとなりますから、ご注意ください。
zoomやskypeやteamsはどうかな!
ムリだったよ!メールと電話の組み合わせが現実的かなぁ。
迷う暇なし!今すぐ準備を
前回の記事にも掲載しましたが、もう締切まで2週間を切ってしまいました。
第2回受付締切: 2020年 6月 5日(金)[郵送:必着]
『第2回受付締切以降も、複数回の締切を設ける予定であり、締切日は決定次第公表予定』と事務局(日本商工会議所)のHPに掲載されていましたが、予算が付かずに3回目の受付が幻になるというのは、国の支援策としてありがちです。
無理やりにでも、第2回に間に合わせることをお勧めします。とすれば、5月29日(金)までには面談を終わらせておかなければなりません。
なお、申請先と使用するフォーマットにはご注意ください。
皆さんが商工会議所の所管する場所に本店を構えておられるなら、こちらをご覧ください。
商工会の管轄地域で事業を営んでいる場合は、全国商工会連合会のページをご覧になると良いでしょう。
要は、皆様それぞれ、申請先・相談先が違うということです。ミスにつながらないよう、応募書類を作り込む前に、電話で「そちらに提出して良いですか?」と確認してください。
( 2020年7月15日:追記)
小規模事業者持続化補助金<コロナ特別対応型>について、またまた例外的な取り扱いが増えました。
「支援機関確認書」(様式3)は申請の際、任意提出書類になりました。
<コロナ特別対応型>は商工会議所発行の書類を得ずに(商工会議所に行かずに)申請することができます。
「様式3の添付有無は採択審査上、影響はありません。」
というのが商工会議所の公式見解とのことです。
馴染みの担当者に電話で確認したところ、
「様式3を早く書け!と脅しまがいの圧力をかける応募者が多く、商工会議所内部の事務局サイドからクレームがあったんだよ~」
という状況のようです。
・・・ほんと、イレギュラーなことばかりが起きていますね。
書類自体は1日あれば作れるから、たたき台を作って相談してしまうのが良いね。
アドバイスを受けて、みっちり直せば良いもんね。
まとめ
今回は、小規模事業者持続化補助金の落とし穴について説明しました。
うっかり申請に必要な書類が足りないということにならないよう、書類準備のスケジュールには、くれぐれも気をつけましょう。
この内容が、コロナウィルス対応で苦しんでいる皆さんのサポートに少しでもつながれば幸いです。
本日も、最後までお読みいただき、ありがとうございました。
参考:こんな人がブログを書いてます。
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