結局さ~、カラオケアプリの「歌ってみた」は何をやっちゃいけないの?
よし!じゃあまとめてみましょうかね。
ということで、 カラオケアプリで「歌ってみた」をやるためのルールをまとめてみました。
ちなみに、ポケカラとうたスマ Movieについては個別にまとめておりますので、ご覧ください。
結論
著作権処理のお話は別の機会に語るとして、本日伝えたいことは以下の3点です。
- アプリ運営会社が儲かるかどうかが重要な判断基準。
- アプリ運営会社が儲かることは、アプリの利用規約で大体許されている。
- アプリ運営会社の利益が他に持っていかれること(YouTubeへのアップロードなど)はNG。
やっていい「歌ってみた」とは
意外に思われるかもしれませんが、できることは限られています。
大雑把に言うと「アプリのサービスの「中だけで」でできる遊び方」と「アプリ内で推奨される遊び方」の2つに大別されます。それぞれ後述しますので、ご覧ください。
なお、以下をご覧いただいて「え?なんで?」って思われる方のために、理解を助けるための重要な考え方を申します。
✅アプリで歌ってみたのサービスをするのは、運営会社がアプリで儲けるため。儲からないことは認めない。
✅YouTubeや他の動画のサービスでユーザーが設けても、アプリを提供する会社は儲からない。
この考え方を理解いただければ、以下の方針について、納得いただけると思います。
アプリ内で楽しんでもらわないと運営会社が儲からないもんな~
アプリのサービスの「中だけで」でできる遊び方
まず、「歌ってみた」を提供するアプリ内で楽しんでいただかなければ、アプリは儲かりませんよね。運営会社はビジネスをしているわけですから、収入を得なければなりません。
ではどうするか?
運営会社としては、アプリの有料サービスをご利用いただくか、アプリ内の広告を見てもらったり、クリックいただくことで収入が入るわけです。この収入を増やしていくためのユーザーの活動は、大歓迎です。
一方、ニコニコ動画やYouTube、その他の動画配信サービスに「歌ってみた」をアップロードされても、アプリ運営会社の収入にはつながりません。
このため、別の会社が運営するサービスに、アプリ内の「歌ってみた」を無理やり持ち出すのは、大半の場合、ルール違反です。
アプリ内で推奨される遊び方
例えばポケカラであれば、TwitterやFacebookやLINEなどのSNSにワンタップで投稿できる機能があります。
これは、アプリ内の「歌ってみた」に誘導するURLを拡散するためです。
URLをクリックすれば、アプリをダウンロードしなくても、「歌ってみた」を楽しむことができます。
これによって、ポケカラ内の広告閲覧数を増やしたり、アプリのダウンロードを狙ったりしているのでしょう。
その他のカラオケアプリも似たようなものです。ただし、「歌ってみた」を聴くためにアプリのダウンロードを必須とするものも多いです。
ポケカラの歌ってみたをTwitterに投稿できる理由の詳細が知りたい方は、こちらの記事をごらんください。
「Twitter」ならすぐに拡散されそうだね
やってはいけない「歌ってみた」とは
アプリには利用規約があります。
利用規約を熟読すれば、やってはいけないことは大体把握できるのですが、長いし難しいし、大変です。ですから、最低限、以下の点についてだけ、ひとまず押さえておきましょう。
YouTubeやニコニコ動画へのアップロード
くどいようですが、ニコニコ動画やYouTube、その他の動画配信サービスに「歌ってみた」をアップロードされても、アプリ運営会社の収入にはつながりません。
ですから、たとえ技術的には簡単に動画を転載できるとしても、サービスの利用ルール(あるいは著作権の処理の面)ではNGです。
このあたりのことは、ポケカラについて紹介したこちらの記事で詳細を語っています。
また、うたスマ Movieについて紹介したこちらの記事でも説明しました。
鍵開けられるからってドロボウしちゃいけないでしょ?それと同じだよね
まとめ
今回は堅苦しさを極力取り除いて、カラオケアプリを使った「歌ってみた」のルールを説明しました。
SNSや動画投稿をして楽しむのにも一定のルールがあるので、マナーを守って楽しみましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
おまけ:知的財産の専門家 弁理士について
カラオケアプリの著作権のお話をきっかけに、知的財産の専門家として弁理士という職業があることに少しでも興味を持っていただけると嬉しいです。
弁理士についてご興味がある方は、勉強法やスクールの紹介、取得後のメリット等についての記事を書きましたので、ご覧になってください。
これからも、正しい情報をわかりやすく伝えていきたいと思います。
本日も、最後までお読みいただき、ありがとうございました。
参考:自己紹介はこちら
参考:TOEICの勉強法はこちら
コメント