補助金のコツって、あるのかな?
今から伝えることはヒントになるかもしれないよ
中小企業や個人事業主の社長さんや、社労士の先生方を中心に、こっそりと世の中の注目を集めていた小規模事業者持続化補助金「コロナ特別対応型」(第1回分)の採否が判明しました。
実はこっそりABテスト(条件を少しだけ変えて、どっちが効果的かを調べるテスト)をやっていました。
今日は、そんなお話をしたいと思います。
なお、これまでに小規模事業者持続化補助金についての関連記事は以下のものです。ご参考までに、ご覧ください。
【上限上乗せ!】新型コロナウィルス感染症で注目される小規模事業者持続化補助金
【落とし穴に注意!】新型コロナウィルス感染症で注目される持続化補助金で気を付けること
【結果発表!】新型コロナウィルス感染症で注目される小規模事業者持続化補助金
こんな記事を書いている僕自身は、『持続化補助金台風19号型』に続き、『小規模事業者持続化補助金「コロナ特別対応型」』にも採択されました。
実体験を踏まえて記事を書いていますので、何か気になる点があれば、コメントや連絡をください。お力になれるかもしれません。
ノウハウ教えちゃうよ~。
ノウハウプリーズ!
この記事で分かること
今回は、以下の3つをお伝えしようと思います。
- 持続化補助金を使った比較実験とは
- 持続化補助金の申請で何を変えたのか
- タイトルが採否に影響する可能性が高いのではないだろうか?
- 追実験をしよう:タイトルが採否に影響する可能性
持続化補助金を使った比較実験とは
2020年5月29日に中小企業庁から、令和2年度補正予算「小規模事業者持続化補助金」の「コロナ特別対応型(第1回締切分)」の採択者について発表があり、81.6%、5件に4件は採択されたことが分かりました。
結果を見れば、採択されれば150万円が戻ってくるにも関わらず、5件に4件も補助金がもらえるという大盤振る舞いでした。そして採択件数は5,000件を超えてます。
とはいえ、1,241件も落とされているというのも事実です。
単純な興味で行ったわけではありませんが、この採択と不採択を分ける要因となっているものが何なのか、ABテストの結果を分析することにしました。
ABテストとは
さて、ABテストとは何でしょうか?
ABテストとは、広告業界で実施するテストのことです。
例えば新聞に公告を掲載するとき、「ある特定の期間にページの一部分を2パターン用意して、どちらがより効果の高い成果を出せるのかを検証する」ことがあります。
その結果、どちらの新聞に載せるのが効果的かわかったら、次からは効果の高い新聞に載せるという方針をとれば良いわけです。
これと同じことを、持続化補助金でやってみたら、どうでしょう?
答えは簡単。効果のある申請書を書き上げるノウハウが蓄積されることになります。
初めからそんなこと考えていたわけじゃないんだけどね。
でも、とっても役に立つかもしれないから、聞きたいね!
持続化補助金でABテストをやった結果
ABテストということは、2件を似たような内容で申請していなければなりません。
ということで、僕は2社分申請しました。少しずつ内容が違うのは、全く同じ内容だと、さすがに申請する側として恥ずかしいなぁ、という小心者の考えに基づきます。
結果は?気になりますよね?
1件は採択、1件は不採択だったという結果に終わりました。
勝率でいうと、50%です。
なんだ!ハモ先生大したことないじゃ~ん。
うるさいな!挑戦することに意義があるんだよぅ…
まぁ、2回目以降もチャンスがあるから、頑張ろうね。
持続化補助金の申請で何を変えたのか
さて、僕が2件の申請で、何を変えたのか、説明します。
といっても、純粋な実験というよりも、経営している法人が複数たまたまあっただけですので、違いは1つではありません。
違いは、以下の3つです。採択された法人をA法人。不採択の法人をB法人といいます。
✅A法人とB法人では、本店の所属する県が異なる。
✅A法人は、最近も持続化補助金に採択されている。B法人は今回が初めて。
✅A法人の申請は、タイトルがマイルドな表現だった。B法人は、タイトルに一般的ではない表現が含まれていた。
A県の法人とB県の法人では、創立年月日も、事業規模も異なりますが、補助金の申請という意味では、以上の3つが大きな要素となっているはずです。
だって、計画の骨子は共通しているのですから。
といっても、すべてが仮説なんだけどね。
そりゃそうだよ、サイエンスではないんだから。
審査する人じゃないと、本当のところは分らないさ。
タイトルが採否に影響する可能性が高いのではないだろうか?
以上の3つの中で、僕が審査をする側に立つ場合に大きな影響を及ぼす可能性のあるものは、「過去の採択実績」と「タイトルが明確か不明確か」の2つだと推測しています。
理由は、審査期間が極端に短い中で、中身をガッツリ読み込んで1件ずつ審議するのが物理的に不可能だからです。
だって、5月15日(金)に締め切られた応募件数6,744件について、29日(金)までに全部見れると思いますか?
いやいや、さすがに無理でしょう。
言い換えると、「絶対にダメな申請だけはじく」という点に徹底するぐらいしか、できないと思うんですよね。
では、絶対にダメな申請とは、どんなものか?
僕は、「最近採択された実績がある」か、「タイトルがヤバそうか」か、これらのどちらかだと思います。
「法人の所在地が異なる」ため、各県ごとに採択件数の枠が決まっているという可能性も捨てきれませんが、そうすると、加点要素や減点要素をいちいち検討しなければならなくなりますし、加点要素の高い申請を拾い上げるよりも、明らかにダメな申請を不採択とする方が、効率が良い気がします。
ということで、多少むりやりな感もありますが、「最近採択された実績がある」か、「タイトルがヤバそうか」というのが、ノックアウト条件だったのかな?と思います。
連続で採択されないというのは、納得しやすいよね。
時間の無いなかでヤバいタイトルの申請は不採択にしておいた方が、後々トラブルにならないのも分かる気がするな。
とかなんとか偉そうに語ってるけど、全部ハモ先生の推測だから
なんとも言えないね~
追実験をしよう:タイトルが採否に影響する可能性
「タイトルにアウトな文言が入っている」のがどのくらいまずいのか?
これについては、第2回に申請することで、ある程度仮説が検証されることでしょう。
つまり、タイトルにあるアウト(意味不明・専門用語すぎる)な文言を、より分かりやすく微調整して再度申請し、もし採択されれば、「タイトルは分かりやすい方がいい」という検証結果になりますし、不採択ならば、「タイトルよりも、連続採択のハードルが高い」という検証結果になります。
厳密なサイエンスという視点で検証ができるわけではありません。
「論理が甘い」というご意見をお持ちの方は、どうかご容赦ください(;’∀’)
答えは第2回以降の申請結果次第です。
期限がギリギリですが、なんとか商工会議所にお願いをして、6月5日必着の期限を守れるように頑張りたいと思います。
第3回目の審査は、ライバルのクオリティが上がってきそうで、勝利条件がまた変わってくる気がしますので、なんとか、第2回目に間に合わせたい!そう思っています。
えらそうに語っていて、自分の首を絞めている気がしてならないよ・・・
いや、今気づいたの?
本日も、最後までお読みいただき、ありがとうございました。
参考:こんな人がブログを書いてます。
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